正社員のつもりで転職エージェントに登録すると起きるずれ

筆者は本記事で扱うサービスを利用していません。本記事は公開情報を整理したものです。 このページに広告は掲載していません(広告掲載方針)。

「転職エージェント」と名前が付いていても、扱っている雇用形態は会社によってかなり違います。

正社員での転職を前提に登録したのに、紹介されるのが有期や派遣だった、というずれはここから起きます。これは登録前に確認できます。

無期雇用の割合は14.9%から100%まで開く

有料職業紹介事業者は、就職者数を厚生労働省へ報告する際、次の3つに分けて報告します。

  • 4か月以上の有期および無期(人)
  • うち無期(人)
  • 4か月未満の有期(人日)

2つ目を1つ目で割ると、その事業者の就職者に占める無期雇用の割合が出ます。当サイトが就職者500人以上の49社で計算したところ、14.9%から100%まで開きがありました。18社は全員が無期雇用と報告しています。

事業主 就職者 うち無期 6か月以内の離職 割合
TSACE 4,366 4,366 1,202 27.5%
ambient 573 573 150 26.2%
ALC 722 722 128 17.7%
明光キャリアパートナーズ 547 137 22 16.1%
Act 1,896 1,896 286 15.1%
キャリアスタート 2,905 2,905 341 11.7%
ブリッジワン 1,637 1,637 181 11.1%
シーマインドキャリア 807 807 77 9.5%
X Mile 4,631 4,631 364 7.9%
HR 3,556 3,556 278 7.8%
スポーツフィールド 939 901 66 7.3%
ファミリーサポート 559 559 41 7.3%
サクシード 1,182 271 18 6.6%
インディードリクルートパートナーズ 87,754 83,999 5,018 6.0%
ベネッセi-キャリア 1,618 1,618 54 3.3%
レバテック 7,963 7,810 146 1.9%
ナースパワー人材センター 8,059 4,180 63 1.5%
アイデム 1,563 1,299 17 1.3%
ジールコミュニケーションズ 2,124 2,124 28 1.3%
アクシスコンサルティング 653 653 7 1.1%
ツナグバ 1,670 1,362 0 0.0%
株式会社MyVision 1,931 1,931 0 0.0%
パーソルキャリア 60,307 57,961 報告なし
エス・エム・エス 50,641 50,641 報告なし
マイナビ 31,662 27,464 報告なし
レバウェル 28,161 28,161 報告なし
クイック 10,905 10,036 報告なし
ワークポート 10,076 9,599 報告なし
アデコ 9,060 6,810 報告なし
レバレジーズ 5,067 5,060 報告なし
マイナビワークス 4,120 3,886 報告なし
マンパワーグループ 3,434 2,548 報告なし
ネオキャリア 3,386 503 報告なし
メディカルリソース 2,922 1,886 報告なし
フェスコム 2,886 2,107 報告なし
ウィルオブ・ワーク 2,802 1,574 報告なし
キャリアデザインセンター 2,579 2,202 報告なし
エン 2,383 2,383 報告なし
ネクストビート 2,301 1,755 報告なし
ディップ 2,259 1,802 報告なし
アスカ 2,044 1,083 報告なし
日本教育クリエイト 1,528 1,175 報告なし
ツクイスタッフ 1,490 1,007 報告なし
アスカクリエート 1,268 576 報告なし
クラシス 1,195 791 報告なし
メディカル・コンシェルジュ 1,063 493 報告なし
ヒューマンリソシア 1,010 710 報告なし
ヘイズ・ジャパン 1,007 1,007 報告なし
キャリアプランニング 764 593 報告なし
就職者500人以上の事業者。「就職者」に対する「うち無期」の比率が、その事業者の扱う雇用形態のおおよその構成を示します。

表の数値は各事業者が厚生労働省へ報告した自己申告値で、国が検証・監査したものではありません。 「報告なし」は0人を意味しません。 許可は事業主単位のため、複数のサービスを運営する事業者の値は合算です。

極端な例:4か月未満の有期が30,000人日

当サイトが確認した中で目立ったのが株式会社ネオキャリアです。

就職者3,386人のうち無期は503人(14.9%)で、さらに4か月未満の有期での就職を30,252人日と報告しています。

「人日」は延べ日数なので人数とは単位が違いますが、この規模の数字が出るのは短期の紹介を主軸のひとつにしているためと考えられます。

これは良し悪しの話ではありません。短期で働きたい人にとっては合っているはずです。前提が合っているかどうかの話です。

確認する手順

  1. 厚生労働省「人材サービス総合サイト」を開く
  2. 「許可・届出事業所の検索:職業紹介事業」へ進む
  3. 都道府県で「全国」を選ぶ
  4. 「事業主名称」に運営会社の名前を入れて検索する

サービス名では引けません。運営会社の名称が必要です。公式サイトの会社概要ページに書かれています。また英字は全角で登録されているので、半角では0件になります。

検索結果の「就職者」欄に3つの数字が並びます。真ん中が無期雇用です。

数字が出てこない場合

就職者数を報告していない事業者もあります。その場合は「-」と表示されます。当サイトが確認した範囲では、報告していない事業者に就職者数の多い先が多く含まれます。ただし例外もあり、最大規模の事業者が報告している例もあります。

その場合、この方法では確認できません。登録前の面談で直接聞くことになります。聞き方としては、次のあたりが具体的です。

  • 紹介実績のうち、無期雇用の割合はどのくらいか
  • 自分の希望条件で、実際に紹介できる求人が何件あるか
  • 有期や派遣の求人を含めた提案になるか

注意点

  • 自己申告の値です。 事業者が報告したもので、国が検証したものではありません
  • 事業主全体の数字です。 1社が複数のサービスを運営している場合、その合計になります
  • 職種別ではありません。 その会社が扱う全職種の合計です

数字はいずれも令和8年8月1日現在の報告値で、2026年8月12〜13日に確認したものです。

各サービスの内訳は個別の記事に記載しています。

出典

  1. 職業紹介事業所検索(人材サービス総合サイト) (2026-08-13 閲覧)

最終更新:2026-08-13

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